いま、ここに180万人の公務公共サービス関連労働者が結集し、「公務公共サービス労働組合協議会」〈略称:公務労協〉が誕生した。
今日、勤労国民を取りまく環境は、弱肉強食の市場原理万能主義、競争第一主義に駆り立てられ、出口の見えない長期デフレ不況にあり、生活と雇用は危機的状況にある。
私たちは、この危機的状況の解決に向け、暮らしと雇用の安心と、社会的公正の確立を求める闘いのスタートを切った。それは連合のめざす「労働を中心とした福祉型社会」への取り組みでもある。
私たちは、社会保障や国民生活に関わるインフラなど社会的なセーフティネットを再確立し、国民が安心・安定・安全に暮らせる社会の実現をめざす。
私たちは、21世紀社会にふさわしい公務公共サービスの担い手として、国民のための民主的で抜本的な改革に向け、積極的な政策提言とその実現のための活動を進める。
私たちは、公務員労働者をはじめすべての公務公共サービスに従事する労働者の総結集をめざす。
私たちは、「力と行動」をもって新しい運動の道を切り開いていく。
公務公共サービス労働組合協議会の誕生は、公務公共サービス部門の労働運動の新時代への一歩である。
私たちは力強く闘い、進むことをここに宣言する。
2003年10月15日
公務公共サービス労働組合協議会結成総会