2004年度公務労協情報 12 2004年1月28日

公務公共サービス労働組合協議会

公務労協が2004春季生活闘争方針決定−1/27
−公務員連絡会と国営関係部会も代表者会議で部会方針確認−

 公務労協は27日、午後3時からKKRホテル東京で結成総会後初の代表者会議を開いて2004春季生活闘争方針を決定した。
人見議長 代表者会議の冒頭、挨拶にたった人見議長(写真)は「公務労協が結成されて早3月が経過した。その間にも、小泉構造改革により、国民生活と公務・公共部門に働く者へのしわ寄せは耐え難い状況になりつつある。公務労協に対する内外からの注目と期待が高まっており、これに応える政策と運動を早急に作り上げていかなければならない。2004春季生活闘争は、公務労協としてこれらの取り組みを進めるためのスタートである。公務・公共サービスを再確立していく取り組みを通じて、社会に対する責任を果たしていこう」と、2004春季生活闘争を公務労協としての取り組みのスタートとして位置づけ、構成組織一丸となって公務・公共サービス確立キャンペーンを進めていく重要性を訴えた。
 第1回代表者会議で決定された春季生活闘争方針(ホームページの資料編参照)では、賃金労働条件確保や年金制度改革、公務員制度改革の取り組みのほか、小泉構造改革や公務員バッシングに対抗し公務・公共サービス確立のキャンペーンのスタートを切ることが確認され、2.6交流集会や3.10年金学習会、5月の政策制度研究集会開催などが決定された。
 また、公務労協の代表者会議終了後、公務員部会(公務員連絡会)、国営関係部会の代表者会議が開かれ、それぞれの部会の春季生活闘争方針が決定された。
 公務労協では、27日の方針決定を踏まえ、具体的な取り組みをスタートさせ、それぞれの部会の山場に向けて取り組みを強めることとしている。

<第17回公務員制度改革対策本部会議開き当面の取り組み方針確認>
 公務労協は、27日の代表者会議終了後、第17回公務員制度改革対策本部会議を開き、公務労協発足に伴う対策本部の役員体制(別紙)を再確認するとともに、公務員制度改革を巡る現状と当面の取り組み方針を確認した。
 方針では、政府や自民党の動向を分析し、引き続き公務員制度改革大綱を見直し、透明で民主的な公務員制度改革を実現するため、政労協議の早期開催の追求や公務員制度研究会を通じた改革案のとりまとめの取り組みを進めていくことを確認した。

<300人が参加して「新春の集い」>
 公務労協は、27日午後6時から、KKRホテル東京で「2004年新春の集い」を開いた。
 新春の集いには、政府代表のほか、民主党、社民党の多くの国会議員、自民党、公明党の代表や連合民間構成組織の代表者など、各構成組織参加者を含め300人が集い、2004年の闘いに臨む決意を固めあうとともに、交流を深めた。
連合笹森会長 集いでは、人見議長が「内外からの公務労協に対する期待に応えるために取り組みをスタートさせる」とあいさつ。来賓には、連合から笹森会長がかけつけ「2004年を反転攻勢の年にしよう」と春季生活闘争への決起を呼びかけた(写真)。また、政府代表として谷畑厚労省副大臣、羽田民主党最高顧問、又市社民党幹事長、衛藤自民党行革推進本部長、大口公明党労働局長らが登壇し、それぞれのお祝いの挨拶を述べた。
 そのあと、公務労協石川副議長の音頭で乾杯し、参加者は和やかに交流を深めた。


資料−対策本部の役員体制

公務労協労働基本権確立・公務員制度改革対策本部役員

2004.1.27現在

【本 部 長】
丸山建藏 (国公連合委員長)

【副本部長】
人見一夫(自治労委員長)
榊原長一(日教組委員長)
石川正幸(全逓委員長)
橋爪利昭紀(全郵政委員長)

【本部員】 〈各構成組織委員長〉
松島 稔 (都市交委員長)、山田一義 (国税労組委員長)
渡辺 充 (政労連委員長)、足立則安 (全水道委員長)
目取眞栄文 (全駐労委員長)、古山博之(税関労連議長)
加藤順一(国交職組委員長)、玉野一彦(自治労連委員長)
長谷川和就 (全印刷委員長)、佐々木勲 (全林野委員長)
石原定治(全造幣委員長)、近 勝(日林労委員長)
藤掛 登(日高教委員長)
〈各書記長〉
*植本真砂子(自治労書記長)、*中村 譲(日教組書記長)
* 藤本孝明 (国公連合書記長)、村瀬暢那(国公総連書記長) 水本忠弘(都市交書記長)、石原浩範(国税労組書記長) 豊島栄三郎(政労連書記長)、*佐藤幸雄(全水道書記長) 山川一夫(全駐労書記長)、森 隆(税関労連事務局長) 黒坂宏紀(国交職組書記長)、水本和博(自治労連書記長)
*菰田義憲(全逓書記長)、*河田伸夫(全林野書記長)
江畑弥八郎(全印刷書記長)、田辺浩司(全造幣書記長)
*境 勲(全郵政書記長)、松永善人(日林労書記長)

【事務局長】
* 山本幸司(公務労協事務局長)

【副事務局長】
*宮入 晃(公務労協副事務局長)
*轆轤 誠(公務労協副事務局長)
*岩本伸一(公務労協副事務局長)
*岩岬 修(公務労協副事務局長)
【事務局次長】
大久保洋昭 (組織拡大センター副所長)
○吉澤伸夫(自治労)、○藤原 秀 (自治労)
○染谷幹夫 (日教組)、○小野寺和巳(日教組)
○増田光儀(全郵政)、○大塚 実 (国公総連)
※必要に応じて、各構成組織より次長の派遣を要請することとする。
*は企画委員会メンバー  ○は単産派遣者

以上