給与法改正法案と退職手当改正法案は、21日の衆議院本会議で可決され、参議院に送付された。参議院では27日午前10時から総務委員会の審議が行われ、12時過ぎに採決され、両法案とも賛成多数(共産党、社民党は反対)で可決された。
このあと総務委員会は、衆議院と同様に「公務員制度改革に関する決議」を賛成多数(共産党が反対)で採択した(衆議院総務委員会決議と同文のため省略)。
両法案は、28日午前10時から開かれた参議院本会議でも賛成多数で可決され、成立した。
政府は改正法案の成立を受けて、11月2日にも公布の閣議決定を行い、7日に公布となる見通し。人事院も同日に、本年の給与改定に関わる部分の人事院規則を公布する予定。7日に公布されれば、12月から新賃金に切り替わり、官民較差の精算は12月期の一時金で行われることとなる。
民主党が衆議院に提出した「国家公務員法の一部を改正する法律案」は、参議院には提出されなかった。同法案は、議運で留保のまま、国会会期終了と同時に廃案となる見通し。
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