公務労協は、18日午後3時から、都内で第5回総会を開き、2008年度年間活動方針を決定するとともに、新役員体制を確立した。
総会の冒頭、挨拶にたった岡部議長は、「参議院選挙勝利という結果は、われわれの良質な公共サービスキャンペーンが大きく貢献したことは間違いない。しかし、参議院選挙戦勝利は第一歩でしかない。引き続き公共サービスの必要性、労働基本権確立を組合員や社会に訴えていかなければならない。しっかり頑張っていこう」と取組み強化を訴えた。
続いて来賓挨拶に駆けつけた連合高木会長は、「公務員を巡っては、年金、総人件費削減、独立行政法人見直しなどの課題があり、大変ご苦労されていることと思っている。連合としても問題を共有して対応していく。人勧については、明日(19日)の政労会談で総理や官房長官に完全実施を訴えたい。皆さんにとっては今が正念場だと思う。一方的に押し込まれるのではなく、問題提起をしながら取り組んで欲しい。連合も支援していく」とともにたたかう決意を表明した。
この後、事務局が@年間の取組み経過と2008年度活動方針案A決算・予算案等を提起、満場一致でこれらを採択した。総会は、最後に、2008年度新役員(別紙)を選出して終了した。
公務労協は、「日本社会に安心と安全を確保するセーフティネットを社会的共同事業として再構築し、総人件費削減・小さな政府路線の転換を求め、雇用と権利を確保するとともに、労働基本権の確立、公務員制度の抜本的改革を求める取組みを一体的に推進する」ことを基本にすえ、具体的取組みとして@良い社会をつくる公共サービスキャンペーンA公務員制度・労働基本権確立B総人件費削減政策、行政改革・独法改革に対応した雇用・労働条件確保などの取組みを展開し、政策転換と公務員の権利確立、雇用と生活を守る運動を強化することとしている。
公務員連絡会、国営関係部会もそれぞれ総会
この後、公務員連絡会、国営関係部会の総会がそれぞれ開かれ、年間運動方針を決定し、各部会の新役員を選出した。
(別紙)
公務労協2008年度役員
2007年10月18日第5回総会
議 長 森越 康雄(日教組委員長)
副 議 長 岡部 謙治(自治労委員長)
福田 精一(国公連合委員長)
河田 伸夫(林野労組委員長)
事務局長 吉澤 伸夫(自治労)
副事務局長 岩岬 修(事務局)
藤川 伸治(日教組)
会計監査 和田 滋(全水道)
荒川 洋(全印刷)
運営委員 ☆ 金田 文夫(自治労書記長)
(☆は企画調整委員) ☆ 中村 讓(日教組書記長)
☆ 森永 栄(国公連合書記長)
☆ 阿部 卓弥(都市交書記長)
☆ 久保田和尊(全水道書記長)
☆ 岩崎 春良(林野労組書記長)
☆ 竹井 京二(全印刷書記長)
岸川 秀樹(自治労連書記長)
五代 昌一(全造幣書記長)
(JP労組書記長)〈オブ〉
大出 建隆(日高教書記長)〈オブ〉
以上